「車内で快適にインターネットを使いたい」「車で使えるWi-Fiはある?」
このような疑問をお持ちの方は多いのではないでしょうか。
車内でインターネットを使えれば、長距離ドライブの際に動画や音楽が楽しめるため、車内空間が快適になるでしょう。
そこで本記事では車用Wi-Fiのおすすめや料金比較、ご自身に合ったWi-Fiの選び方を解説します。
快適に車でインターネットを楽しみたい方や、安く利用できる車用のWi-Fiが知りたい方はぜひ参考にしてください。
車用Wi-Fiとは?
車用Wi-Fiとは、車内でインターネット環境を作るサービスのことです。
車内Wi-Fiを利用すれば、スマホのデータ容量を消費せずに動画視聴や音楽鑑賞を楽しめます。
長距離ドライブが多く大容量のスマホプランを契約している方は、車内Wi-Fiを利用することで毎月の通信費を節約できる可能性もあります。
車にWi-Fiを設置して便利になるサービス
車にWi-Fiを設置することで便利になるサービスは以下の3つです。
★車にWi-Fiを設置することで便利になるサービス
- YouTubeなどの動画視聴サービス
- Spotifyなどの音楽サービス
- ナビ系のサービス
車のWi-Fi環境を整えることで、インターネット回線を通じたサービスが快適になります。
特に映画や動画をデータ容量を気にせず視聴できるようになるため、一人でのドライブだけでなく家族でのドライブも快適になるでしょう。
また、ナビを導入している場合は無料で地図の更新も可能で、見知らぬ土地でも道に迷うことがありません。
車でWi-Fiを使う方法
車でWi-Fiを使う方法は以下の3つです。
★車でWi-Fiを使う方法
- 車載用Wi-Fi
- モバイルWi-Fi
- テザリング
それぞれの特徴や違いについて解説します。
1.車載用Wi-Fi
車載用Wi-Fiは車専用のWi-Fiルーターのことです。
車に搭載された通信機器や、シガーソケットに通信機器を接続したあと、通信サービスを契約することでWi-Fiに接続します。
ホンダや日産などの国産車でも最新の車種では、通信機器が搭載されていることが多いです。
また通信機器が搭載されている場合、以下の車専用のインターネット回線を契約することでWi-Fi環境を構築できます。
- docomo in Car Connect
- Honda CONNECT
一方で、通信機器がない車の場合は、上記のインターネット回線に加えてシガーソケットに接続できる小型のWi-Fiルーターを購入しなければいけません。
ただし、車載用Wi-Fiは車のエンジンを起動しないと利用できないため、運転中のみ利用したい方におすすめです。
2.モバイルWi-Fi
モバイルWi-Fiを利用することで車内のWi-Fi環境を構築できます。
モバイルWi-Fiとは小型のWi-Fiルーターを使ってインターネットに接続することです。
車内にWi-Fiルーターを持ち運べばインターネットが利用できるため、利便性が優れています。
ただし、もともと車に搭載されているわけではなくシガーソケットに接続し続けるわけでもないため、充電の手段を用意しなければいけません。
モバイルWi-Fiの通信エリア内であれば車外でも使えるため、長距離ドライブだけでなく旅行でも利用できるメリットがあります。
3.テザリング
使用中のスマホのテザリングを使うことで、車内のWi-Fi環境を構築できます。
テザリングの場合は使用中のスマホとスマホのデータ容量を使うため、車内用のWi-Fi機器の購入やプランの契約などが必要ありません。
そのため、他の方法と比べると初期費用を抑えやすいことがテザリングの魅力です。
ただし、テザリングを使う場合はスマホ本体がひとつ操作できなくなるため、状況によってはサブ端末を用意しなければいけません。
またテザリングはスマホで使用中のプランからデータ容量が消費されるため、いざスマホを操作するときに低速通信になることがあります。
さらにスマホ本体のバッテリー消費が激しくなることや、本体の発熱が大きく長時間の利用が心配なデメリットもあります。
車用Wi-Fiの選び方
ご自身の環境に合った車用Wi-Fiの選び方は以下の6つです。
★車用Wi-Fiの選び方
- 通信速度で選ぶ
- 同時接続台数で選ぶ
- バッテリー容量で選ぶ
- データ容量で選ぶ
- 総額の料金で選ぶ
- 車内以外で使う予定で選ぶ
使い勝手が良い車内環境を構築するためにも、選び方をひとつずつご覧ください。
1.通信速度で選ぶ
快適な車内のWi-Fiを構築するためには、通信速度で選ぶことが大切です。
また車用のWi-Fiは移動中に使うことになるため、電波の繋がりやすさも重視するべきです。
ドコモ回線・au回線・ソフトバンク回線などは山間部などでも電波が繋がりやすい傾向にあります。
また、モバイルWi-Fiは端末によっても端末通信速度が異なるため、購入する端末のスペックも調べましょう。
2.同時接続台数で選ぶ
車内用のWi-Fi環境の構築では、同時接続台数の把握も重要です。
Wi-Fi機器は一度に同時にインターネットに接続できる端末数が決まっています。
同時接続台数を超えると通信速度が不安定になるなどの不具合が起こるため、可能な限り同時接続台数は多いほうが良いです。
現状スマホ1台しか接続しない予定でも、今後タブレットやサブ端末などが増える可能性があるため、ご自身が使う端末以上の同時接続台数のものを選びましょう。
3.バッテリー容量で選ぶ
モバイルWi-Fiを利用する予定の場合は、端末のバッテリー容量も重要です。
バッテリー容量が多ければ多いほど長時間Wi-Fiでインターネット接続できます。
ただし、バッテリー容量に関してはモバイルバッテリーなどでも対応可能です。
そのため、車内に充電できる環境がある方はバッテリー容量は重視しなくても問題ありません。
4.データ容量で選ぶ
車内のWi-Fi環境を整える場合は、データ容量での比較が重要です。
データ容量を使い切ってもWi-Fi接続自体は行えますが、通信速度が大幅に遅くなるため、動画や音楽が止まる可能性が高いです。
そのため、通信速度は多ければ多いほど快適になりますが、その分月額料金が高額になる傾向にあります。
毎日長時間のドライブをする方でなければ、その都度データ容量をチャージできるチャージ式Wi-Fiを利用することで、毎月のコストを抑えられるでしょう。
5.総額の料金で選ぶ
車内用Wi-Fiを選ぶときは、月額料金だけでなく総額の料金で選ぶことが大切です。
車内用Wi-Fiは月額料金以外にも、初期費用として端末代金や契約事務手数料なども発生するからです。
ご自身が車内でどれだけWi-Fiを使うのか、どれくらいの期間必要なのかを踏まえて、契約するモバイルWi-Fiやプランを決めましょう。
6.車内以外で使う予定で選ぶ
車以外でもWi-Fiを持ち運びたいかどうかで選ぶべきWi-Fiが変わります。
車載用Wi-Fiは車でしか使えず持ち運びができませんが、モバイルWi-Fiであれば車を降りたあとでも使い続けられます。
旅行中などにホテルや旅館でもWi-Fiを使いたい場合は、車載用Wi-FiよりもモバイルWi-Fiを選んだほうが良いです。
一方で車でしか使わない予定の方はモバイルWi-Fiよりも、車載用Wi-Fiを選んだほうが良いでしょう。
このように使い方や用途によっておすすめは変わってくるため、ご自身の使い方に合わせて選びましょう。
車用Wi-Fiの注意点
車用Wi-Fiは以下2つの注意点があります。
★車用Wi-Fiの注意点
- 車載用Wi-Fiはエンジン始動時にしか使えない
- トンネルなど一部の箇所では電波が繋がりにくくなることがある
事前に把握しておくべき点のため、申し込み前に注意点をご覧ください。
車載用Wi-Fiはエンジン始動時にしか使えない
車用Wi-Fiの中でも、車載用のWi-Fiは走行中と一部の停車中のみしかWi-Fiサービスが使えません。
引用:DCT-WR100D
そのため、車内で待機中にWi-Fiを使いたい方や、エンジンを切った状態でWi-Fiを使いたい方には不向きです。
常に車内でWi-Fiを使える状態にしたい方は、車載用Wi-FiではなくモバイルWi-Fiを選んでください。
トンネルなど一部の箇所では電波が繋がりにくくなることがある
車内Wi-Fiの環境を整えたとしても、電波が入りにくいトンネルなど一部の箇所ではインターネットに繋がらなくなる可能性があります。
車内Wi-Fiの回線はドコモやauなどのキャリアの回線か、WiMAX回線を使っていますが、これらの回線でも電波が届かない場所があります。
電波が届かない場所では、車内Wi-Fiの環境を整えてもインターネットに接続できない点は事前に把握しておきましょう。
車用Wi-Fiを契約するメリット
車用Wi-Fiを契約するメリットは以下の3つです。
★車用Wi-Fiを契約するメリット
- スマホのデータ容量を節約できる
- 長時間のドライブ時に動画や音楽を楽しめる
- 車内で仕事をできる
車用Wi-Fiを契約するか迷っている方は、メリットをひとつずつご覧ください。
スマホのデータ容量を節約できる
車用Wi-Fiを契約することで、スマホのデータ容量を節約できます。
スマホで無制限プランを契約している方は気にする必要がありませんが、毎月50GBや100GBなど使えるデータ容量が決まっている方にとっては大きなメリットです。
スマホの速度制限を気にする必要がなくなるだけでなく、ドライブ中に思う存分動画や音楽が楽しめるため、ストレスは大幅に減るでしょう。
長時間のドライブ時に動画や音楽を楽しめる
車内のWi-Fi環境を整えることで、スマホのデータ容量を気にせずに動画や音楽が楽しめます。
近年はYouTubeやNetflixなどの動画配信サービスが普及したため、スマホやタブレットで気軽に動画を視聴できるようになりました。
しかし、映画を視聴していると大量のデータ容量を消費してしまうため、速度制限にかかることがあります。
車内で使えるWi-Fiを用意することでスマホの速度制限を気にする必要がなくなるため、ストレスから解放される方も多いでしょう。
車内で仕事をできる
社用車でWi-Fi環境を構築した場合、車内でも仕事が快適に行えます。
オンラインミーティングや軽い事務仕事などを車内で行えるため、空き時間を有効活用できます。
また通信速度が安定したWi-Fiを利用することで、オンラインミーティング時に音声や動画が途切れる心配もありません。
車で使えるWi-Fiおすすめ
車で使えるおすすめのWi-Fiは以下の5つです。
★車で使えるおすすめのWi-Fi
- ギガポチチャージWi-Fi
- リチャージWi-Fi
それぞれの特徴や料金を見ていきましょう。
ギガポチチャージWi-Fi
ギガポチチャージWi-Fiは、端末の無料レンタルが可能で、必要なデータ容量をチャージして使用するモバイルWi-Fiです。
項目 | 内容 |
---|---|
端末代金 | レンタル:0円 端末購入オプションの場合:11,000円 (キャンペーン適用で3,300円) |
チャージ料金 | 1GB:440円 3GB:990円 5GB:1,210円 10GB:1,650円 20GB:2,640円 30GB:3,520円 50GB:5,390円 |
基本料金 | 330円/月 |
端末 | D1 |
回線 | ・ドコモ ・au ・楽天モバイル(MVNOを含む) |
※表に記載の金額はすべて税込です。
端末を購入する費用が発生せず、基本料金330円とチャージした料金しか発生しないため、初期費用や負担額を抑えやすい特徴があります。
もちろん端末の購入も可能となっており、端末購入オプションの利用で11,000円(税込)で購入可能です。
また、2024年5月19日現在、キャンペーンにより3,300円(税込)の割引価格で購入できます。
ドコモ・au・楽天モバイルの3つの回線網に繋がるため、電波が繋がりやすいこともポイントです。
初期費用を抑えて車内Wi-Fiを導入したい方は、ギガポチチャージWi-Fiを選べば間違いありません。
リチャージWi-Fi
リチャージWi-Fiは月額料金が発生しない、チャージ式Wi-Fiのひとつです。
項目 | 内容 |
---|---|
端末代金 | 10GBつき:19,782円 30GBつき:20,682円 50GBつき:21,582円 100GBつき:23,382円 |
チャージ料金 | 10GB:1,480円 30GB:3,280円 50GB:4,980円 100GB:6,980円 |
端末 | MR01U3H01T8 |
回線 | ・ドコモ ・au ・ソフトバンク ・楽天モバイル(T8は対象外) |
※表に記載の金額はすべて税込です。
使わない月は料金が一切発生しないため、ランニングコストが抑えられるメリットがあります。
一方、初回の申し込み時に端末代金を支払う必要があるため、初期費用が高くなるデメリットがあります。
初期費用が発生してもランニングコストを抑えたい方は、リチャージWi-Fiがおすすめです。
車で使えるおすすめWi-Fiの料金比較
車で使えるおすすめWi-Fiの料金を、以下の3つに状況に分けて比較します。
★料金比較
- 月間10GBを2年使った際の料金比較
- 月間50GBを6か月使った際の料金比較
- 月間100GBを2年使った際の料金比較
ご自身の使う予定に合わせて、比較表を見ていきましょう。
月間50GBを6か月使った際の料金比較
項目 | ギガポチチャージWiFi | リチャージWiFi |
---|---|---|
契約事務手数料 | 3,300円 | 0円 |
端末代金 | 0円(レンタルの場合) | 100GBつき:23,382円 |
2年間の利用料金 | 34,320円 ※50GB×6+330円×6 | 42,322円 ※端末代+100GB×2+50GB×1 |
1か月あたり | 約5,720円 | 約7,053円 |
月間50GBを6か月使い続ける場合は、ギガポチチャージWiFiが最もお得です。
そのため、車内のWi-Fi環境を半年構築したいという方は、ギガポチチャージWiFiを契約しましょう。
月間30GBを3か月使った際の料金比較
項目 | ギガポチチャージWiFi | リチャージWiFi |
---|---|---|
契約事務手数料 | 3,300円 | 0円 |
端末代金 | 0円(レンタルの場合) | 50GBつき:21,582円 |
2年間の利用料金 | 11,550円 ※30GB×3+330×3 | 28,042円 ※端末代+30GB+10GB |
1か月あたり | 3,850円 | 約9,347円 |
毎月30GBを3か月使い続ける場合は、ギガポチチャージWiFiが最もお得です。
ギガポチチャージWiFiは、端末代金が一切発生しないため、短期間のレンタルだとお得に使えます。
そのため短期間の間、車のWi-Fi環境を構築したいという方は、ギガポチチャージWiFiを選びましょう。
車用Wi-Fiのよくある質問
車用Wi-Fiのよくある質問に回答します。
- 車Wi-Fiはどこがお得?
- 車Wi-Fiって何?
- ドコモの車載Wi-Fiは使える?
車用Wi-Fiのことで疑問点や不明点が残っている方は、最後までご覧ください。
車Wi-Fiはどこがお得?
月に10GBを2年間使う方はリチャージWiFi、月に30GBや50GBを3か月から6か月間使う方はギガポチチャージWiFiがお得です。
ただし、車Wi-Fiは使う頻度や契約し続ける期間などでお得度が異なってきます。
車で遠出する機会のみWi-Fi環境を構築したい方は、使う都度チャージできるギガポチチャージWiFiがおすすめです。
車Wi-Fiって何?
車Wi-Fiとは、車内にWi-Fi環境を構築する機器やサービスのことです。
車にWi-Fi機能を搭載することでドライブ中に、スマホのデータ容量を消費せずに動画視聴や音楽鑑賞ができます。
車でスマホやタブレットを使っていて、毎月データ容量が不足する方におすすめのサービスです。
ドコモの車載Wi-Fiは使える?
ドコモの車載Wi-Fiサービス「docomo in Car Connect」も使えます。
車自体にWi-Fi機能が搭載されている場合は、「docomo in Car Connect」を契約するだけで使用可能です。
また、Wi-Fi機能が搭載されていない場合でも、DCT-WR100Dなどの機器を購入すれば利用できます。
ただし、DCT-WR100Dはエンジン起動後にしかWi-Fiに接続できないため、使い勝手の面ではギガポチチャージWiFiの方が上回ります。
まとめ
車用Wi-Fiを利用することで、ドライブ中にスマホのデータ容量を消費せずに、高画質な動画の視聴や音楽鑑賞が楽しめます。
複雑な設定などは一切なく、契約して端末を持ち込んだら車内のWi-Fiが整うため、ネット回線に不慣れな方でも使用しやすいです。
中でもギガポチチャージWiFiは、Wi-Fiが必要になったタイミングでチャージできるため、毎月の負担額を抑えつつWi-Fi環境を構築できます。
そのため、負担額を抑えて必要なタイミングにWi-Fi環境を構築したい方は、ギガポチチャージWiFiの契約がおすすめです。
少しでも車用Wi-Fiに興味がある方は、ご自身の使う頻度や期間に合わせて、適切な車用Wi-Fiを選んでくださいね。